コロナ禍で20%減少 港湾施設株主総会 売上高14億1700万円
稚内港湾施設会社は24日午後に開いた第64期定時株主総会で6月決算報告などを承認した。
風無社長は挨拶で会社と関係の深い底曳船はシケ続きによる水揚げ減少、コロナ禍による魚価安が続き、依然として厳しい経営状況にあり、コロナで外国との往来が難しい環境にありますが、収束した際にはサハリンプロジェクト関連の営業を強化して行きたいとし、「社是である修得錬磨、共同和諧を実践しISO9001のシステムを効果的に運用することで信頼に応える地元企業として役割を果たしていきたい」などと述べた。
売上高は今期、新造船の作業船1隻を受注することができ4500万円(前期対比1億5500万円減)、船舶修繕7億8500万円(同4000万円減)、陸上部門5億8700万円(同1億5300万円減)の14億1700万円と、前期に比べ19・7%の3億4800万円減少した。
今期は船舶修繕でコロナの影響によりサハリン関係などの工事が中止となり、陸上部門は前年に比べ大型工事が少なく、全体的に売上が減少した。
販売費・一般管理費を差し引いた営業利益は7537万円(前期1億円)、税引き前当期利益7100万円(同9900万円)、純利益は3100万円(同6100万円)だった。株主には3%配当する。