市立病院17病床埋まり緊迫 コロナウ ェブ会議開く 複数例、家庭内感染も
宗谷総合振興局と管内市町村長が20日、新型コロナウイルスに係わるウェブ会議を開き今後の感染拡大防止のため意見を交わした。
辻井宗谷総合振興局長は「管内では夏休みと盆明け後に感染拡大しており、旭川でも新規感染者が増加している事で道北の医療体制の逼迫が懸念される。管内での拡大を抑えていきたい」と挨拶。続いて原田保健所長らが管内の感染状況について報告。7月下旬から感染者が増加し、札幌や旭川などの往来後家庭内で感染が広がる事例が複数あることから、基本的な感染予防対策の徹底が必要だとした。
若者の感染が広がっていることから、学校内で感染者が出た場合は休校し、オンラインで授業するほか、部活動での感染例が目立つため、活動場所の限定や全道大会出場の際の対応について2週間の健康観察を行うこととした。
工藤市長は、65歳以上のワクチン接種が1、2回目ともに9割ほど終えているとする一方、7月10日~8月20日までに市内17人、町村6人など30人が入院し現在も17人が入院中であることを明らかにし「幸い死者はおらず自宅待機者もいないが、市立病院は緊張状態で予断を許さない状況にある」と述べた。