時の話題 「間もなく高校野球」
ニッパチと言われるほど2月と8月は何も無く、このため8月に夏の高校野球を始めたとの俗説あるも、とんでもございません昨年来からコロナ禍に見舞われ話題尽きぬ状況下、9日から甲子園大会が始まる。昨年中止しているので2年ぶりだ。
かき氷を食べ炎天下の球児の全力プレイを楽しむ高校野球がなければ夏が到来した気がしないほど甲子園大会は日本国民の間に根付いている。単なる野球を超えた国民にとって生活と一体化したスポーツといえようか。
暑いお盆の頃合に集まった親戚・知人と共にビールジョッキー片手に冷麦、素麺を食べ、いっぱしの評論家になったつもりで手に汗握る熱戦を見るのは野球好きの醍醐味なのだが、再開されるとはいえコロナによって半減されそうである。
しかしコロナ禍であってもスポーツの必要性は今開催されている東京五輪で分かる通り格別なものである。春のセンバツは開催されているとはいえ夏の甲子園は特別なものであり、個人的にはその熱戦を堪能できることに感謝している。
これらスポーツの祭典を横目に政局は動いてきており9月末まで任期の自民党総裁選を衆院選後に延ばそうとする動きが自民党にあり、二階幹事長の資金集めパーティーが今月9日に開催されるなど我が国の懲りない面々は「コロナなど糞食らえ」とばかりに独善主義に陥っている。
重症患者以外は入院することなく自宅療養するようにとするコロナ対策を聞くに及び、この国は末期どころか終焉が近づいているのではと思うのは筆者だけであるまい。