第1船で2.4㌧輸出 チャータ ー事業 マトリョーシカなど輸入
稚内・コルサコフ定期航路利用促進協議会による今年1回目の貨物船チャーター事業で29日、稚内から貨物約2・4㌧がコルサコフに輸出される。
稚内市はじめ道内の事業者などがユジノサハリンスク市の大型スーパーなどで販売する食料品などを輸出するほか、初めての試みとして、稚内日ロ経済交流協会による輸入トライアル事業で、サハリンからマトリョーシカ、赤や黒など鮮やかな色彩が特徴のホフロマ塗りの皿などの民芸品など100㌔を輸入し市内の土産店などで展示・販売する。
事務局の市サハリン課によると、船は29日に稚内港国際ターミナルに到着。1時間後に積み込み作業を開始し天候を見ながらコルサコフ港に向け出港する。
今年の貨物船チャーター事業は第1船のあと、9月、10月、12月の計4回予定。担当者は「SNSなどで貨物事業を周知し、物流拡大を図っていきたい」としている。