時の話題 「挨拶は魔法」
例によって中央地区を歩いていると社会を明るくする運動の標語が掲出してあった。「挨拶は人を笑顔にする魔法」。
朝は「おはようございます」、夜には「こんばんは」「お休みなさい」は家族であれ人間の営みの潤滑油になる。その挨拶もボソボソと小声でするよりは大きな声でする方が良く、とりわけ朝の元気な挨拶は人ばかりでなく周りにも活力を与える。
挨拶に仕方などなく家庭で幼稚園保育園で幼い頃から教わっているので習慣化している筈なのだが、子どもの頃ははにかむ子もおり成長するに従い挨拶を疎かにする人がいるのは確かだ。
顔も性格もそれぞれ違うのだから致し方ないにしても挨拶をきちんと出来ない人は評価も下がるので留意しなければならない。
筆者には稚内に3人の孫がいるが、長男は挨拶がしっかり出来るも次男ははにかんでいるのか、こちらから声を掛けても無視するかのごとく押し黙っている。祖父に対する甘えならいいのだが、他人にも同じようなら生きずらくなるのではと心配している。
人それぞれ千差万別であり、それを個性と称するのだが、挨拶だけは互いにやる方がいいに決まっている。片方がするのに相手がしないのは相手に何か胸に一物あると見て違いなかろう。
好き嫌いはあっても挨拶ぐらいしなさいよと思うも人の胸の奥は判りはしない。その奥を探りながら人付き合いするのだからボケる暇なしのはずなのだが、年を取ると大らかになってしまうようである。