宿泊・飲食業など優先 今月中旬からワクチン予約開始

 稚内市新型コロナウイルスワクチン接種実施本部は、市独自の優先接種として、今月中旬から子どもに接する機会が多い保育所・幼稚園、小中高校の教職員ほか、宿泊・飲食サービス業従事者などを対象に8月分の集団・個別接種の予約を開始することを決めた。
 優先対象者は①小中学校などの教職員②警察官や消防団員など従事者③感染リスクが高い生活衛生に関わる葬儀社・火葬場、ごみ収集業の従事者④公共交通機関のバス、タクシー、フェリー関係の従事者⑤ホテル・旅館業飲食サービスなど従事者と、大きく5つの分類に分け、対象人数は約2500人となる。
 ①~④については、市と事業者間で調整し個人で優先接種の申し込みは必要ないが、⑤については事前に各事業者・店舗から接種に必要なクーポン券発送の申請が必要となる。 
 申請方法は、稚内市のホームページから「新型コロナワクチン接種送付申請書」(宿泊業・飲食サービス業の従事者用)」をダウンロードし、必要事項を記入して各事業所・店舗ごとに対象を取りまとめて郵送、FAX(㉙2257)、メールなどで実施本部へ提出するとよい。
 今回の対象者には今月中にクーポン券を発送後、予約受付を開始し、8月上旬に接種する予定となっている。
 新たに優先接種対象者が加わったことになり、今月中旬から予約を開始し8月上旬に接種を予定していた50~59歳の人(対象3300人)ほか、40~49歳(3200人)、12~39歳の人(4300人)は予約開始と接種の日程が当初より1~2週間程度ずれ込むことになる。
 高師生活福祉部副部長は「市民や地域の安全を守るため優先順位の高い職種があることご理解を頂きたいです」と話していた。

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