週末雑感
北海道を含めた9都道府県の緊急事態宣言延長が決まった。沖縄県と同じ6月20日までとなり我々は更に20日間、行動制限され、飲食店や施設など人が集まる場所の休業・休館は続く。
北海道の場合、札幌、小樽、石狩管内と旭川を特定警戒区域として感染の拡大を抑えようとしているが、北海道経済は札幌を中心に回っており道北地方では旭川が経済の中心になっており稚内への影響は大きい。
例えば機械を導入しようとした場合、メーカーはこの数十年、再編を加速化し、札幌にある支社・営業所でなければ受注できず、幾ら札幌と地方との行き来の自粛を道が訴えても機械の搬送など含め関わるのは人であり、人と人が相対して契約は成立する。Zoomなどリモートで商談しようと最終的に数回、互いに会うのは避けられない。
経済が回るには人の動きが欠かせないが、コロナによって軌道修正を迫られているのは確かだ。
ところがすんなり行かないのが事業であり飲食店などには行かなければ済むものの、数百万円、数千万円する機械などの契約にはリスクを冒してでも接見しなければならない事態が出てくる。
どこの企業も窮状にある中、事業のための動きを止める事など出来ないのだ。
従って新型コロナの感染を防ぐのはワクチン接種のスピードアップしかあるまい。
お上の東京五輪・パラ大会開催への前のめりは別にし、喫緊にやることはワクチン接種を迅速に進める事だ。ポイントを履き違えてはならない。