平和マラソンも中止 フル、ショート部門とも
9月5日に宗谷岬前をスタートに開催する予定にあった第4回日本最北端わっかない平和マラソン大会のフルマラソン部門は昨年に続き中止が決定し、今年はショート部門の中止も決まった。
大会実行委員会の書面決議により、各地で変異株が確認されるなど宗谷管内を含む全国各地で新型コロナウイルスが感染拡大し収束の見通しが立たない状況下、全国各地からランナーが参加することで感染リスクが高まるとしてランナーや大会に係わるボランティアなど関係者の安全を最優先に考え中止した。
実行委によると、これまでフルの部には沖縄、東京、札幌など道内外から900人余りがエントリーしていたが、参加料は全額返金することにしている。
岡谷実行委員長(稚内スポーツ協会長)は「昨年も中止で今年は何とか開催を期待し準備してきましたが、今の緊急事態宣言で感染は収まらない状況下では開催は難しく、中止は非常に残念。稚内の一大イベントにもなっている大会だけに、来年こそは開催できるよう期待したい」と述べていた。
副実行委員長の表市教育長も「札幌や首都圏などから参加が多い大会だけに今の状況では中止は仕方ないながら稚内の医療体制も考えると日本各地からの参加で市民の皆さんに不安を与えるようなことはできない」と話していた。
中止決定を受け、実行委では27日からインターネットの大会公式サイトに中止案内を通知した。