万事塞翁が馬の精神で 土門伸一市企画総務部長
消防事務組合消防長(稚内市部長職)から本庁に戻り新設の企画総務部長に就任した土門伸一氏(59)は「これまで出会った人に支えられてきました。市職員としての集大成として頑張って行きたい」と抱負を述べた。
昭和55年、稚高卒業し市に奉職。法政大学の通信制課程を修了するという努力家でもあり、これまで衆参ダブル選挙、「こどものくに」、大規模草地、ゴミ収集、公務員の週休制、サハリン定期航路などの業務を遂行してきた。総務課長時代の井須孝誠氏の名誉市民授与、その後の市葬は大変だったと回想する中「井須さんと会う機会が多くあり、その大きく素晴らしい人柄は私個人にとって勉強になりました」と、今でも在り日の姿を思い浮かべるという。
稚内にとって50年に一度という量徳寺(中央3)裏の土砂崩れ、ブラックアウト(道内全域停電)、そして昨年の消防長の時は稚内では30年ぶりの開催となる筈だった全道消防大会がコロナ禍でによって中止になるなど厳しいことも多々あったが「支えになったのは上司・同僚・後輩がいる市役所と市民の皆さんでした」と語る。
人間万事塞翁が馬で何が起こるか分からない人生にあって一喜一憂しないことを肝に銘じている。目下、そばを打ち、その打ち立てのそばを妻裕子さんと食べるのを楽しみにしているという。