命懸けの現場を支え 手塚光行市病事務局長
市立稚内病院の事務局長(稚内市部長職)に就任した手塚光行氏(58)は12日、「医療の勝手は分かりませんが安心安全な医療提供に向けしっかり取り組んで行きたい」と抱負を述べた。
大谷高を卒業した昭和56年、市職員となり港湾課、生活環境課、市民課、税務課、社会教育課など職員スキルを磨き前任は市病庶務課長。
各課で研鑚を積む中、税務課での12年間は20代後半~30代と脂が乗った時でもあり、あまたある法律を勉強し業務を執行したという達成感と共に公務員としての基礎を形作った掛替のない年月だったとし、総合窓口課での後期高齢者医療制度の仕事も苦しかった分、達成感があったとした。
年齢が上がるにつれコンベンション担当、スポーツ合宿誘致などに携わり、合宿誘致委員会の立ち上げでは人との繋がりの大切さを認識したという。
市病勤務は「右も左も判らず、更にはコロナ禍もあって緊張の毎日です。命懸けで仕事する医師、看護師らをバックアップし、何か緊急の事があっても即応する態勢を心掛けています」と述べた。
趣味はスポーツ観戦で、高校球児として奮闘した日々もあり今でも軟野連チームの選手登録し体を動かしているそうだ。
最後に「人に尽くす事は自分にも還ってくる。戒めにしています」と話していた。