販売実績は33億円 稚内農協 第48回通常総会開く
稚内農協の第48回通常総会は11日、アシストホールで開かれ、令和2年度事業報告など承認し3年度事業計画を策定した。
コロナ感染防止対策として来賓を招かず時間を短縮した総会には役職員や組合員合わせて20人余り(他に書面出席140人)が出席し開かれ、冒頭挨拶した板垣組合長は昨年から続くコロナ禍での状況について「乳製品の過剰在庫や畜産物価格の低下などの影響が心配されましたが、需給調整や消費者の皆様の協力により、何とか大きな影響なく終了できたと感じています」と述べ、今後については「酪農・畜産経営の担い手が希望を持って営農できる強い農業の確立と、地域に貢献し必要とされる農協を目指し取り組んでいきたい」と決意を述べた。
昨年度の事業総利益は3億6359万円、事業利益4285万円、事業外収益を加えた経常利益は5539万円(前年度3181万円)だった。
税引後の当期剰余金4114万円(同3130万円)。剰余金のうち利益準備金として1000万円、積立金として3000万円充て、997万円を配当金とした。
昨年度は生乳生産2万6794㌧で前年から5・8%増加し、生産額は計画を2・2%下回る28億1600万円、個体販売は3007頭で6億4500万円と計画を9・7%下回った。全体の販売実績は33億967万円。
アシストホール稚内は売上高2億967万円(同2億1468万円)、経常利益432万円(同802万円)当期純利益78万円(同358万円)。