時の話題 「勤勉について」
日本人は勤勉だと言われる。確かに回りを見ても懸命に学び働く人が多くおり、この勤勉さが日本という国を土台から支えている事がよく分かる。
私事で恐縮するがよく学び働いてきた。「きた」と過去形にしたのは此処に来てさほど勤勉でないからで、現役記者ならば必ずある時間的制約が昔ほど無くなったからである。
勤勉という言葉は響き良く心地好いものなのだが、余り真面目過ぎるのはどうなのかと思っている。勤勉さに加え良い意味での好い加減さが備わると向かうところ敵なしになると信じている。
小社の社員含め若い人によく言う言葉がある。「真面目一方ではなく遊び(心)も大事だよ」
車のハンドルにも遊び部分があるよう何か想定外の事が起きた時遊んで体得した事によって適格に対応できる。人格を磨くということにも通じるか。
よく単眼でなく複眼で物事を見よとか、鳥のよう(大空から)俯瞰せよ―などとの処生訓を言う人がいるが、物事を事象を人をよくよく観察し対処しなければならないということである。
であるから筆者のように短気は損気ということにもなろう。
物事を成就するにはトンボの目で見て空から大局を掴み、石橋渡って機会が来れば一気呵成に攻め立てる。
なァんて分かったような事を書いたが、前述の方法論から一番遠方に居るのが筆者であること書き添えておきます。
要は心に余裕を持ち焦る事なく好機を待つのが肝要ということで急がば回れの精神が後々活きるという事だ。