寒戻り再び冬景色 開運で積雪2㌢観測

 冬型の気圧配置となった9日、稚内地方は朝から雪が舞い冬に逆戻りした。
 北海道上空5300㍍付近に氷点下30度以下のこの時期としては強い寒気が入った影響で、9日午前中、開運で氷点下1・3度、宗谷岬氷点下1・4度、声問氷点下4・1度、沼川氷点下5・2度と3月下旬並みの寒さに戻り、朝方から降った雪で午前9時までの積雪は開運で2㌢、声問6㌢、沼川5㌢を観測した。
 今月に入って雪融けが進み春が本格化したところでの積雪に、朝から車の雪下ろしや家の前を除雪する市民の姿が見られ、厚着をして学校へ向かう児童たちが雪で足元が悪い中、元気に登校していた。
 市街地より雪の降る量が多かった坂の下地区などには3㌢近い雪が積もり、道路沿いに春を感じ芽を出していたフキノトウ=写真=が雪に埋もれ、道路の積雪にドライバーは慎重に運転していた。
 稚内地方気象台によると、午後にかけて雪は止み、10日には春の陽気になり日中の最高気温はプラス7度まで上がる。

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