平日の午後に接種 1時~5時 市議会民文委 ワクチンについて質疑
24日、市正庁で市議会民生文教常任委員会が開かれ、新型コロナウイルス感染症のワクチン実施計画について審議した。
櫻井健康づくり課長から市立病院に続き一般市民の集団接種会場となる保健福祉センターにディープフリーザ(超低温冷凍庫)が到着し、現在、市病の医療従事者へのワクチン接種のあと、4月中旬には高齢者の接種券(2回分)が発送され同20日には高齢者施設(施設従事者含み)での接種を始め、高齢者(来年3月末まで65歳になる人)に対し順次実施していき、基礎疾患のある人を優先し一般市民への接種を7月から実施して行くというスケジュールが示された。
吉田大輔議員(市民クラブ)が①接種予約でのLINEの安全性②接種デモンストレーション(公開訓練)を行うのか③平日の午後1時~5時までの接種としているが仕事の関係もあり事業主の協力を仰いでいくのか―などを質したのに対し、藤原生活福祉部長、櫻井課長は①情報収集に心掛けしっかり対応。HPでも受け付ける②4月中旬の実施を予定③経済界にも協力を求め接種しやすい環境作りに努めたい―と答えた。吉田議員は一般接種が始まる7月以降は繁忙期になるので善処求めたいと要望した。
鈴木茂行議員(公明党)のワクチン接種後の副反応を公表するのか―との質問には藤原部長は「副反応については国(厚労省)が一元管理しているので公表する事にはならない」とした。
松本勝利議員(政友会)の基礎疾患の判断は本人、それとも医師なのか―との質問に、堀保健事業担当主幹は「本人の申告を尊重したい」とし、松本議員の「電話での接種受付で職員の判断が必要になる。本人ではなく医師判断が適切では」との矢継ぎ早の質問に対し藤原部長は「国の指針もあり自己申告を尊重して行く」とした。
バスやJRの公共交通機関を利用し集団接種会場(中央4保健福祉センター)への移動手段として駅前ターミナル(中央3キタカラ)からタクシー移送を検討している事に対し松本議員は「密にならないのか」と切り込むと櫻井課長は「密にならないようする」と答えた。
相内玲子議員(志政会)の①高齢者施設の優先接種は従事者も含まれるのか。在宅ケアマネージャーは②重篤な副反応(アナフィラキシー)にはどう対処するのか―との質問には①高齢者施設は全ての職員が対象。居宅ケア・マネに関してはワクチン入荷量に限りがあるので入荷量に応じて対応したい②アナフィラキシーも市立病院への救急搬送としたいと堀主幹。
佐藤由加里議員(日本共産党)の①1回目と2回目の接種会場変更可能か②救急車両の隊員は医療従事者に含まれるのか―には堀主幹と太田特命担当主幹が①原則1回目と同じ会場になるものの、事情があれば相談に応ずる②医療従事者に含まれるとした。
このあと近藤文恵議員(公明党)、横澤輝樹議員(自由クラブ)中村公博議員(市民クラブ)が質問した。