珍鳥ケイマフリ飛来 50代男性北防波堤近くで撮影
市内の50代男性が、北防波堤岸壁近くの海上で絶滅危惧種の珍しい海鳥「ケイマフリ」1羽が飛来しているのを撮影した。
全長は40㌢程度で目の周りが白くたれ目で赤い脚が特徴のケイマフリは、道内は知床や天売島などで繁殖し、美しい鳴き声から〝海のカナリア〟とも呼ばれている。
ケイマフリは世界的には減少傾向で絶滅の恐れがある。野生動物をまとめた環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に入っている。
今月11日正午過ぎ、北防波堤ドームを訪れた男性は、岸壁横に係留している巡視船りしり近くの海面で羽を休めていたケイマフリを発見しカメラで撮影した。
人の生活圏にある港など間近で姿を見られるのは珍しく「迷い込んで港内に入ってきたのでしょう」と話していた。