稚内に海産物仕入れる営業に 枕崎の板敷さんが来社し抱負
4月下旬にJR鹿児島駅前に「寿司酒場すしことかつお」をオープンする板敷祐弥さん(37)=枕崎市出身=が8日午後、稚内プレス社を訪れ「稚内で水揚げされる新鮮な魚介を提供し、夫婦都市関係にある稚内と枕崎との更なる交流を促し鹿児島地方の住民に稚内を大々的にPRしたい」と、今後の展望など語った。
板敷さんが最初に稚内を訪れたのは今から6年前、2年前の薩摩酒造(枕崎市)主催の新酒祭りにも来市し稚内の関係者との人脈を築いてきた。
今回は店舗オープンに合わせ稚内の魚介卸業者である「北匠水産」(港1)とこれまで以上の魚介提供の協力を仰ぐと共に、漁業者との直接取引を企図し来市したもので、東京直行便が休止していることから新千歳空港を経由し7日に稚内入りし、翌8日には抜海で漁業を営む森寛泰さんと会い、ミズダコやホッキなど魚介仕入れの交渉を行った。
板敷さんの経営する法人「ポジティブクルー」(前向きな乗組員の意味)のとおり「商品仕入れはリモートでも可能だが、私のモットーは現場主義。今まで何かと世話になっている地元(枕崎)に恩返し、今営業している〝みんなのゑびす家〟(居酒屋)、そして新店舗だけでなく事業をもっと拡大したい」と意欲を燃やしている。
根っこにある地元愛は半端でない。