市立病院にワクチン用の冷凍庫到着
新型コロナウイルスのワクチンを保管する超低温冷凍庫が26日午後、市立稚内病院に到着した。
午後4時前、運送業者によって冷凍庫が入った段ボールが病院薬局内の注射室に運び込まれた。冷凍庫は高さ94・5㌢、幅55㌢、奥行き68・5㌢あり、零下75度前後での保管が必要な米ファイザー社製ワクチンに対応している。
市立稚内病院では宗谷管内で1000人以上が対象の医療従事者などに接種するワクチンを管理することになっており、ワクチンが到着する時期は未定だが、道が示したスケジュールでは3月中旬までには管内の優先接種対象の医師、看護師ら用の第1弾が届く予定になっている。
市立稚内病院では院内で働く医師、看護師ら92%の535人が接種を希望しており、ワクチンを管理する赤川峰樹薬局長は「有効な薬剤がないので、ワクチンが唯一の対抗手段なので温度など適切に管理し安全に接種できるようしっかりと準備を進めたい」と話していた。
3月末までに保健福祉センターにも冷凍庫1台が届く予定。