こまどり4に児童養護施設開設 美深育成園が4月に「星の家」として

 児童養護施設の美深育成園が4月1日、こまどり4に管内初めてとなる小規模児童養護施設「星の家」を開設する。長野正稔施設長は「子供たちに一般家庭と同じような環境で過ごしてもらうことが一番の目標。地域の方々には温かい目で見守って頂きたい」と語った。
 児童養護施設は国の方針により、大規模からより家庭環境に近い環境が得られる小規模施設へとシフトしている。これを受け、既に美深で3つの施設を運営している同園が、美深以北に施設がないことから、こまどり4の一般住宅を借りて運営することになった。
 稚内の施設では、児童相談所から要請があった場合、2~20歳までの最大6人を受け入れることができ、美深から来た梯真史ホーム長と市内で保育士など有資格者を含む5人が子供たちの日常生活をサポートすることになる。
 長野施設長は「子供たちが安心、安全に暮らしていけるよう、地域の理解、協力をお願いしたい」、今月に入り稚内に引っ越してきた梯ホーム長は「小規模施設の運営に携わってきたこともあり、このような施設は懐かしく感じる。子供たちのため頑張っていきたい」と話していた。
 運営を前に、3月19日は町内会や関心がある人に対し施設見学会を開く。

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