障がい者旅行支援向け 技専分校の観光介助科の実習始まる
旭川高等技専稚内分校の観光介助科受講者の実習が、24日から副港市場などで始まり、障がいがある人の快適な旅をサポートするべく取り組んでいる。
高齢者、障がい者の観光を支援する観光介助士と、生活援助従事者研修(旧ヘルパー3級)の資格取得を目指す講座には、一般求職者7人が参加し、昨年12月から観光と介護分野の座学を受け、その後の試験に全員合格。24日からは観光地などに行き、サポートの仕方を訓練している。
副港市場では、竹田奈々絵さんを講師に車椅子に乗った観光客のエレベーターへの乗せ方や樺太記念館をどのように案内すると喜んでもらえるかなど実習し、火災避難訓練も行った。
30代男性は「コロナ禍もあり、支援してほしいと言えない障がい者の人がいると思う。そういう人のために声掛けしやすい環境を作る必要があると感じた」と話していた。
実習は3月4日までノシャップ寒流水族館ノース工房などで行われ、同5日午前11時から修了式がある。