時の話題 「北星大の行く末」

 先週木曜日(18日)の「稚内北星大学が中国系資本が入る京都に本部がある学園に買収された」との読者コーナー投稿に、北星大の斉藤学長と布施事務局長が「今、学生募集の最中であり、デマに近い情報が流布されると困るのでどうにかして下さい」と抗議しに来社した。
 布施局長曰く「買収された訳でなく経営に参画しただけの話で、市から毎年度、5千万円の補助がある通り北星大学は運営されている。京都の法人育英館は語言学院を経営しており、中国人の方が講師を務めているだけの話であり正確ではない」。
 学長、布施さんとも筆者と違い攻撃的性格でないので抗議と言っても穏やかなものなので、かえって当方恐縮した次第であった。
 1987年(昭和62年)短大として開学した北星大は2000年に改組転換し4年生大学になり現在に至るが、学生募集は毎年苦戦しており育英館の経営参画によって生き長らえたいとの工藤市長の思いもある。以前、盟友の金森勝氏を大学に送り骨折ってもらったのも「大学を残したい」との一途な思いからであろう。
 布施局長に訊くと今春の学生募集も苦戦しており10人前後とのことで、定員を50人まで落としていることで文科省の助成金を辛うじて得て綱渡り経営をしている状況に変化ない。
 育英館は京都にサテライト校設けeスポーツなど先進的な教育をし苦境を脱し得るとしているようだが、現実はそう甘くない。
 全寮制にし市も職員への優先採用をし、カーリング五輪選手を輩出したいとアドバルーン上げたらどうか。

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