氷上の熱い戦い 日本カーリング大会 男女各7チームが参戦
来年の北京冬季五輪代表選考を兼ねた第38回日本カーリング選手権大会が7日、みどりスポーツパークで開幕し、14日までの1週間に亘る氷上での戦いが始まった。8日は予選9試合を行っている。
稚内で初開催となる日本選手権には、男子は前回優勝のコンサドーレ札幌やTM軽井沢など。女子は前回優勝のロコ・ソラーレや中部電力など男女各7チームが出場。8日午前9時から男子の試合から始まり、1試合目は昨年まで大会2連覇しているコンサドーレ対チームTANI(東京)など3試合が行われ、コンサドーレは8~2で初戦を勝利で飾った。午後からロコ・ソラーレなど女子3試合、男子は3試合が行われている。
大会は12日まで予選リーグ、13日準決勝とプレーオフ、14日決勝が行われる。ロコ・ソラーレとコンサドーレが連覇を果たせば北京五輪の代表チームになる。別のチームが優勝した場合は5月下旬、改めて代表決定戦が行われる。
「稚内はホームのつもり」 藤澤、村松選手が会見
前日の7日、公式練習を終えたあと有力チームのスキップが記者会見し、試合への意気込みを語った。
女子で18年平昌五輪銅メダルに輝いたロコ・ソラーレの藤澤五月選手が「今シーズンは何度も稚内に来ておりホームのような気持ちで大会に臨みたい。しっかりと準備をしてきたので去年よりも成長した姿を見せれるようプレーしたい」と抱負を語り、前年準優勝だった中部電力の中嶋星奈選手は「北京が懸かり勝たなければ行けない大事な大会。全部出し切って優勝する」と力を込めた。
男子のコンサドーレの松村雄太選手は「チームのコンディションは良い。優勝するのを今季一番の目標にしている」と話し、18年平昌五輪に出場し前年準優勝だったTM軽井沢の両角友佑選手は「去年の大会が終わった瞬間から今年は優勝しかないと思い、国内の試合に取り組んできた。いい試合ができるように頑張りたい」と昨年の雪辱を誓っていた。