海への不法投棄等8件 稚内海保 昨年の海上取締り
稚内海保は、昨一年間の海への不法投棄など海上犯罪取り締まり状況をまとめた。
天塩~枝幸までの日本海、オホーツク海の稚内海保管内において水産資源保護及び海洋環境保全を図るべくパトロールしたところ、ゴミの不法投棄や漁業関係法令違反など8件(20人)摘発した。
一般廃棄物を海に捨てる環境法令違反は7件(10人)で、前年より4件増加した。主に生活ゴミを海に捨てたり、前浜でゴミを不法焼却し、そのあと海に捨てるなどの環境に関する事案が目立った。
漁業関係法令違反は1件(10人)で、許可されていない海域で漁をしたことでの道海面漁業調整規則違反で摘発した。
環境法違反に関し白岩導明警備救難課長は「生活ゴミなどを安易に海に捨てることによって、海の環境に影響を与える事に繋がっていく。環境を保全するためパトロール活動を強化していきたい」としている。