寒風当て棒ダラ作り　小林商店　来春には関西に出荷

　富士見地区で、この時期の風物詩の真ダラの干物・棒ダラ作りが行われている。
　風の強い稚内は棒ダラを作るのに最適で、国内の生産量の９割を占める。棒ダラ作りを１１月から行っている山大小林商店富士見工場では、稚内など道内各地で水揚げされた１０㌔近くある真ダラを工場で下処理し、室内乾燥を終えたのちトラックで干場に運び、納屋掛けしている。
　このあと４カ月ほど寒風に当てて旨みを引き立たせ、来年春頃に関西方面などに出荷され、京都など高級料亭で煮物として食される。