ハウス造り果実栽培 衛星公社 オデッセイの熱利用
稚内衛生公社が更喜苫内で運営している汚泥乾燥燃料化施設「オデッセイ」の熱エネルギーを活用しようとするビニールハウス造りが行われている。
オデッセイで汚泥を再利用したペレット(固形燃料)を乾燥する過程でボイラーから出る熱の活用を考えた結果、ボイラーの熱で温められた温水をビニールハウス下に埋めたパイプに送りその地熱を利用し稚内では栽培が難しい果物の栽培など試験的に行うことになった。
秋頃から温水を送るためのパイプを設置し縦20㍍、横10㍍、高さ5㍍の規模になるビニールハウスを今月14日から造り始め、今はハウスの枠組みが行われている。来夏に完成する予定。
根本常務によると、完成した施設で先ずはマンゴーを栽培してみたいとし「栽培のノウハウはありませんが挑戦したい。エネルギーの循環を目指すテストケースとして成功できれば」と話していた。