時の話題 「あすから師走」
干支振り出しの子年もあと数時間で師走を迎える。
いつもの年なら気忙しいながらやる事がごまんとあり、夜の宴席も1週間に1回はあり一言で言うと猫の手を借りたいほどの日々を送るのだが、今年はコロナ禍によって何もかも中止となり手持ち無沙汰の感が募る。
ただ夜の宴席が無くなった分、肝臓への負担が減じ健康を保てるのが救いとはいえ冷え込む経済には社の行く末さえ心配してしまう。
全く以って貧乏性である。
とは言えど〝貧乏性〟のフェーズ(局面)に納まらない飲食業の関係者は災禍が過ぎるのを我慢の子で待つしかなく忍耐が資金力含め何時まで続くのかと案じている。
ホテルなど観光関係業はGoToトラベルによって一時のどん底から息を吹き返したようだが、これとて急場凌ぎの弥縫策のようであり正念場の状況は暫く続くであろう。
幸い稚内市民のコロナ感染者は皆、地方での〝もらいコロナ〟で市民の間に感染(市中感染)が広がっていない状況にあり、こぞっての感染防止対策が奏功している事に安堵する一方、先週末の読者コーナーでの某スナックで感染対策が講じられていない事での秩序と規範意識の欠如は甚だ残念ではある。
マスク非着用は混み合う食品スーパーでも散見されるので、何かの理由はあるにしても最低限のエチケットは実践すべきだ。
個人的には冬の間のマスクは暖かく、パンデミック(世界的大流行)が収まった後でも癖になりそうである。
締めの1カ月、予断なく善処したい。