稚内港湾施設盤石経営の礎に 難関資格取得者5人も
合格率がかなり低く難関な国家資格の一つとされる1級舶用機関整備士。この資格を持つ社員が稚内港湾施設㈱(風無成一社長)5人おり、盤石な経営の礎となっている。
5年前に難関を突破したのは中村圭輔さん(41)=工務課次長=、水越哲也さん(47)=職場長=、安田哲也さん(36)=工務課長=の3人、その後、江川和也さん(36)=工務課長=、今井裕隆さん(47)=班長=と続いた。
1級を受験するには3級、2級の資格がなければならず1級資格を取得すると船舶の機関整備の検査官的な役割を国交省から付与される。
5人もの1級資格者がいることに年代取締役工務部長は「対外的にも紋別など地方からの派遣要請があり会社として社会的貢献度が高くなる力になっている。十数年前には1級合格することはかなり難しかったが、5人とも努力を重ね取得したことは会社としても鼻が高い」などと称えていた。
中村さんは「1回不合格だったので資格取得は自信になり、その後の仕事にも良い影響を与えました」、水越さんは「仕事面で相手から信頼が高まった。若い人達も僕たちに続いてほしい」、江川さんは「1級取得によって地方から来てもらう検査官の役割も任えるようになったので仕事の効率も高まった」、今井さんは「仕事に頑張ることができ誇りになった」、安田さんは「回りの同僚と切磋琢磨し取得した資格」と夫々語っていた。