学校ごとに取り組む 市内小中学校 学力・学習状況調査
新型コロナウイルスで文科省の全国学力・学習状況調査は中止になったが、市内小中学校では9月に入ってから学校ごとに日程調整しながら取り組んでいる。
今年4月16日に実施される予定だった調査が中止となり、文科省では問題用紙などを授業や家庭学習で活用するよう全国の教育委員会に配布。稚内市では今後の教育に活かすためにも18小中学校の小学6年生238人と中学3年生264人を対象に実施している。
潮見が丘小では、6年生76人が8日の国語を皮切りに、9日は算数、10日は質問紙の解答を3日間の日程で取り組んだ。
市教委によると、昨年度の稚内市の調査結果では、小中ともに全般で全国平均を下回っている状況だが、小学校の国語では目的に応じ本や文章全体を概観し効果的に読むなどでは全国平均を上回っている。
宗谷教育局によると調査結果は、各学校に提出するよう協力依頼をしており、今後の教育の分析に役立てていきたいとしている。