稚内8月雨量過去最多332㍉観測 7日には1カ月分降る
稚内(開運)の8月1カ月の降水量は、平年より3倍近い216㍉も多い332㍉を観測し、1938年の統計開始以降、8月として過去最多の雨量となった。
稚内地方気象台によると、7日は台風4号から変わった温帯低気圧の影響で宗谷地方では1時間で30㍉前後の激しい雨が降る記録的な大雨となり、開運では8月1カ月分(116㍉)を一日で超える150・5㍉を観測した。その後も大気の状態が不安定となる日が多く10日23・5㍉、11日47・5㍉など1カ月を通し10㍉以上のまとまった雨が降った日が8日あった。
昨年8月(163・5㍉)と比べ今年は2倍の雨量となり、これまでの最多だった2014年8月の275・5㍉を56・5㍉更新して記録を塗り替え、8月としては初めて300㍉を超えた。
気象台は今月に入り台風が多く発生し、進路によっては降水量などに影響が出る可能性があるとしている。