サケ定置30日解禁 来遊予想は昨年より多く
宗谷管内の秋サケ定置網漁は30日の日本海北部(稚内~宗谷)陸網を始まりに、沖網9月3日、オホーツク海西部(宗谷~枝幸)の陸網9月3日、沖網同6日に解禁される。
宗谷海区漁業調整委員会によると、日本海北部は稚内漁協12カ統、宗谷漁協2カ統、オ海西部は枝幸21カ統、頓別3カ統、猿払村6カ統、宗谷6カ統の50カ統が操業する予定。
昨年の水揚げは148万4830匹(前年対比3%減)。オ海西部130万2704匹(同2・6%減)、日本海北部18万2126匹(同6・1%減)。漁獲数は過去10年間で最も少なく300万匹を超えた平成27年以降は右肩下がりの状況が続いている。
金額は前年より11・9%減の26億2384万円。1匹当たりの単価も9・2%安の1767円だった。
さけます・内水面水試の今年の来遊予想では、オ海西部219万3000匹(同27・5%増)、留萌含む日本海北部は88万6000匹(同23・4%増)と、ともに前年を上回っている。
宗谷海調委の岡村事務局長は「前年の宗谷管内は、道内全体でみると悪くないが、過去5年間の漁獲量としては少ない。今年の来遊予想から漁獲が増えることを期待したい」と話していた。
漁期は日本海北部11月20日、オ海西部11月30日。