時の話題 「あおり運転」

 あおり運転罪を加えた道路交通法が改正され、先月30日から施行されている。運転に危険を及ぼせば事故を起こさなくても3年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられる。高速道路でのあおり運転で著しい危険を生じさせた場合は重く5年以下の懲役か100万円の罰金となる。
 あおり運転の実態をよくテレビで見るが、乗用車、大型車問わず危険な運転をし「その前に追い越された」とか実に幼児性の強い言い訳をするが、かっと来てセーブが効かなくなるというのは運転者として失格だ。
 運転免許はほとんど誰もが取得する事ができ車を思いのままに操れる。仕事で家庭で面白くない事があり鬱憤を晴らすが如く乱暴で危険な運転をするのは愚の骨頂であり、運転し自分だけが事故を起こすなら未だしも相手を巻き込んではいけない。この種の輩は自分の非を認めず相手に責任を転化するという性向がある。
 今回の道交法改正に至った3年前の東名高速道路での死亡事故も死亡した夫婦にパーキングで駐車の仕方を注意されたのが発端で加害者の男は「頭に来たので」と悪びれた様子がなく罪の意識は希薄だ。
 警察庁は高齢運転者には適正検査をし免許交付が妥当か判断しているようだが、この種の運転手には老若問わずお座なりな更新講習だけでなく厳格な適正検査をするべきであろう。
 あおり運転する危険な運転者は人の区別なく実行するので迷惑するのは全ての運転者である。自分の思う通りにならないこと肝に銘ずるべきだ。

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