食品スーパー混雑緩和に知恵絞る 今後は暫くチラシ無く
国から新型コロナウイルス感染拡大防止のため緊急事態宣言が全国に拡大された16日以降、市民生活の要となる食品スーパーでは入場制限など予防策を徹底し営業を行っている。
ユアーズ富岡店では緊急事態宣言が発令されてから直ぐレジの店員と買い物客の接触を防ぐビニールシールドを取り付け、混雑を極力避けるためにカートと買い物カゴの数を減らし入店人数の調整や消毒作業を欠かさず行うなど、従業員と買い物客の感染防止に努めている。
この他にもSNSの広告で入店時の手指消毒や3人以上での来店を控えるよう促す案内を送り、特売のチラシも既に入稿した5月3日以降は休止するという。
今村仁泰社長は、最近はお客さん自身も混雑を回避しようと分散し来店するような動きが見えてきているとし「市中感染が出たら対策の段階は引き上げられるでしょう。今は店とお客さんが協力しながら出来ることをし終息を待つしかない」と話していた。
生鮮市場は混雑緩和のため分散来店を呼び掛けるポスターを店内各所に掲示した。
比較的混雑している時間帯や混雑が少ない時間帯をポスターで知らせ、妊婦や障がい者高齢者用に午後1時~2時までの間、優先レジを設けた。
人と人が密にならないようレジに並ぶ客の間隔を空けるため立ち居地の目印を床に明示するなどし、30日からは新聞折り込みチラシやネットでの配信を当分の間、中止することも決めた。
店内では換気や消毒の徹底など様々な感染防止対策を講じており小新俊明社長は「店の対策に皆さん協力いただき感謝しています。地域の食生活を担うインフラとして安心・安全を確保し営業に努めていきたい」と話していた。