管内3人目は利尻富士町の男性 がんセンターから帰省後に発症
道は23日午後、利尻島の利尻富士町の70代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。管内3例目となる男性は同日、道の要請を受けた稚内市が市立稚内病院で受け入れし治療している。
稚内保健所によると男性は今月8日、札幌市白石区の北海道がんセンターに検査入院し、その後、利尻島に戻った21日に発熱や倦怠感などの症状があったことから保健所に相談。島の医療機関で検体を取り24日、稚内保健所でPCR検査した結果、陽性反応が出た。男性は会話が出来るものの酸素吸入し中等症の状態にある。
退院日、帰島する際に利用した交通機関などの行動歴はプライバシー保護と本人の意向から明かすことが出来ないとし、市民や島民に不安が募っている中でも「冷静な予防などに努めて頂き、不安な場合は相談してほしい」と述べるだけで頑として非公開の姿勢を崩さなかった。