港内で中間育成 稚内漁協が西浜など5漁港にサケ稚魚400万匹収容
稚内漁協は、西浜など各港でサケ稚魚の海中飼育を行っている。
ふ化から海へ放流するまでの間に海中飼育を行うことで効率的に成長させ、4、5年後に帰ってくるサケの回帰率をあげる取り組みとして、抜海や声問、恵比須の北船溜りなど5カ所で400万匹を中間育成し1カ月後に大海へ放つ。
9日には西浜漁港で漁協職員や管内さけ・ます増殖事業協会の関係者が、利尻富士町のふ化場で産卵しフェリーで運んできた体長4㌢ほどの稚魚を、ホースで漁港内の生け簀4基に収容した。
生け簀にはカモメなど海鳥の食害に遭わないよう防護ネットが張られ、1日何回かエサを与えて体長6㌢ほどまで育てる。
海への放流は5月のGW前後を予定しており、西浜地区の漁師は「順調に育ってほしい」と話していた。