豊かで安心な暮らしを 竹花振興局長が着任挨拶
宗谷総合振興局長に着任した竹花賢一氏(58)が3日、会見し「地域の方々に必要なことを道として実践して行きたい。住民と意見を交しながら豊かで安心して暮らすことができる宗谷を目指し職員が一丸となって取り組みたい」と抱負を述べた。
竹花氏は東京都出身で民間企業へ就職したのち、道に奉職し、平成11年の宗谷支庁を振り出しに経済部観光局参事、総合政策部航空局長など歴任。前任は総合政策部情報統計局長。
20年ぶりの宗谷での勤務に「昔からホタテ、カニなど海産物、それに勝るとも劣らない酪農が盛んな地域だと記憶しており、商業施設が増えた印象です」と話していた。
昨年、休止していたサハリン航路については「航路が活性化するためには何が必要で何が出来るのか考え、道として手伝えることをしたい」とし、他の道内6空港と共に一括民営化される稚内空港については「地域振興のため皆で知恵を出し合って行かなければならない」と話していた。
「20年前に訪れた宗谷岬やノシャップ寒流水族館などの今を見てみたいです」とも懐かし気に話していた。