時の話題 「ひな祭りもコロナ」

 昨3日、稚内信金本店の窓口で職員が手作りしたという男女一対の内裏びなを頂戴した。確か1年前のひな祭りの日にも戴いた記憶があるので窓口のIさんに尋ねると「差し上げた」とのこと。一年は早いものである。
 この1カ月以上、世間では、というより日本全国、世界各国は新型コロナウイルス一色で、国内で最も多い77人(2日現在)の感染者を数えている道内では専門家のシュミレーションで940人もの感染者が出ているとのショッキングな報道があった。
 何を無責任に―と専門家ばかりか報道するメディアへの困惑は覆い隠せぬが、よくよく中味を読むと10代~30代までの若い人が感染し、若者はウイルスに冒されても抵抗力があり重篤化せず遣り過ごしている面があるとし、その一方、特に60代以上の高齢者は一見健康そうな若者からうつされたウイルスによって命の危険にまで至っているのだというのだから高齢者になる我が身にとっても他人事ではない。
 学校は政府方針によって1週間に1回ほどクラス毎に登校する〝分散登校〟という対策を取るようだが、入学式・始業式がある4月上旬までの休校が決まった。
 その間、学童保育所での子ども達の受け入れ、幼な子がいて仕事を休む事になる保護者への助成など打ち出されているが、この混乱は暫く続きそうな雲行きである。
 人には社会的や個人的な付き合いがあり家に閉じ籠っているよう勧奨されても限度がある。くさびを打ち込まれても「そうですか」と行かない。

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