今季一番の寒さ 声問地区で樹氷、けあらし
今シーズン一番の寒さとなった28日朝、声問~富磯の海岸線で海面から霧が湯気のように立ち上がる〝けあらし〟が発生し、道路沿いの木が白く氷つく樹氷が見られ、冬ならではの光景が広がった。
けあらし=写真=は気温が氷点下10度以下まで下がり晴れて穏やかな天候になるという気象条件が揃わないと見ることができない現象で、稚内地方気象台によると、28日は内陸で放射冷却現象が強まり、沼川で氷点下21・6度、声問氷点下17・2度など今季一番の寒さを記録した。
この冷気によって早朝、海岸から沖にかけて、けあらしが現れ道路沿いには樹氷が出現し、太陽の光が樹氷に反射し幻想的な風景を現出していた。
29日も晴れて放射冷却現象が起きる可能性が高く、朝の気温は氷点下5度以下まで下がる。