稚高商業科1.2倍 公立高入試当初出願 礼文高に道外から6人出願

 道教委は28日、2020年度公立高校入学試験の当初出願状況を公表した。
 稚高は、商業科が昨年(当初0・7倍)の反動と取り組みが評価されたことなどから1・2倍と定員を充足した一方、普通科は昨年に続き定員割れし、衛生看護科も0・6倍(昨年当初1・0倍)と定員を大きく割り込んだ。
 特筆されるのは礼文高の道外からの6人の推薦出願で、宗谷教育局では「学生寮を建て受け入れ体制が充実したのとフィールドワーク(現地探訪)などという同校独自のカリキュラムが功を奏したのでは」と話していた。
 出願変更は29日~2月4日午後4時まで。
 推薦出願者の面接は2月13日、学力検査は3月4日、合格発表は同17日。
 宗谷学区各校の出願状況次の通り。
 〈稚内〉▽普通科(募集人員120人)一般出願92人・推薦出願11人=倍率0・9倍(昨年当初0・9倍)▽商業科(40人)一般41人・推薦5人=1・2倍(0・7倍)▽衛生看護科(40人)一般13人・推薦11人=0・6倍(1・0倍)▽定時制(40人)一般6人=0・2倍(0・1倍)
 〈豊富〉▽普通科(40人)一般22人=0・6倍(0・3倍)
 〈浜頓別〉▽普通科(40人)一般28人=0・7倍(0・4倍)
 〈枝幸〉▽普通科(80人)一般52人=0・7倍(0・8倍)
 〈利尻〉▽普通科(40人)一般8人=0・2倍(0・6倍)▽商業科(40人)15人=0・4倍(0・0倍)
 〈礼文〉▽普通科(40人)一般15人・推薦6人=0・5倍(0・2倍)。

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