前浜で稚内漁協の銀杏草解禁 繁茂状態良くなく
稚内の前浜で、冬の味覚ギンナン草採りが始まった。
穏やかな天候に恵まれた漁の解禁初日となった20日、宝来~恵比須地区の前浜にはウェットスーツを着た20人余りの漁師が岸から30㍍ほどまでの間で箱眼鏡を使って海中を覗きながら岩場などに生えているギンナン草を摘み取っていた。
今年は全体的に生育が悪いようで、宝来地区の浜で岸から10㍍ほど離れた消波ブロック付近で漁をしていた漁師は「海水温が高いためなのか、ギンナン草の生育が悪く小さくて細かい」とこぼし、別の漁師は「長く漁をしているがこんなに生育が悪いのは初めてかも知れない」と、この先の漁を不安視していた。