DMO登録目指し 20日稚内観光協会が候補法人の準備会開く
観光地域づくりの舵取り役を担う法人として観光庁が進めるDMO法人の登録を目指す稚内観光協会は、20日午前11時半から信金本店で地域連携DMO準備会を開く。
正式なDMO登録前の準備組織となる候補法人を目指し昨年6月わっかない観光活性化協議会の中に地域連携DMO準備室を立ち上げ、連携対象の稚内はじめ猿払、豊富、礼文、利尻、利尻富士の6市町村の観光協会員や観光担当者との協議を重ねてきた結果、候補法人となるべく観光庁に申請する最終案が策定されたことから準備会を開くことになった。
20日の会議では工藤市長はじめ各地域の首長も参加し最終案を協議する。波間稚内観光協会専務理事は「案が承認され次第、今月末までに観光庁に申請し登録されれば新年度から候補法人としてスタートさせていきたい」としている。
全国に正式なDMO登録は150団体、候補法人は117団体ある。候補法人に登録されると国からの資金面などの支援が受けやすくなり、稚内を中心としたDMOでは北宗谷地域の連携、農林水産、商工、宿泊など地域の関係者も巻き込んだ体制を作り、受け入れ環境の整備など図り誘客し旅行消費拡大に繋げていきたいとしている。