中部・西日本が好調 冬季観光客は前年から1200人多い3200人
昨年11月からの冬季観光で稚内入りした中部や西日本からの団体客が好調で、今季は前年と比べ1200人余り上回っている。
稚内観光協会によると、冬場の周遊型観光誘致策として新千歳など道内空港を利用した25人以上の団体客に対し稚内市のバス助成事業によって稚内入りした九州、関西など中部・西日本からのツアー客は、11月2650人、12月550人の3200人を数え、前年を1220人上回った。
一方、東京直行便を利用した首都圏からのツアーは昨年暮れまでの2カ月間で1300人と前年並みに推移した結果、全体として4500人を数え、中部・西日本エリアが増えた分、集客が伸びた。
一昨年は胆振東部地震の影響でキャンセルが相次いだ西日本エリアからのツアーは今冬は九州など新たなツアーが稚内入りし、1団体当たりの集客が多いことが要因とした協会は「2月に入ると宗谷ふれあい公園スノーランド、10周年を迎えた稚内サハリン館など冬観光の目玉事業があるので稚内入りする団体客が増加する事に期待したい」としている。