時の話題 「三位一体」
Xマスが終わり今年もあと5日。国、道の官公庁はきょうが御用納めで民間企業の一部でも仕事納めだが、未だ最後の追い込みをしている事業所もある。小紙は正月号の印刷を終え普段の発行は30日で終える。緊張感から解放され気が緩みがちになるので締めはきっちりしたいものだ。
泥船状態だった稚内北星学園大学に急転直下、助け船が現われ、行く行くは大学の名称を変え定員も一学年200人に増やし、最北の大学としてやっていくのだそうだ。
昨年廃業し放置状態のサンホテルも買い手がつき、稚内観光の中核施設・稚内副港市場の譲渡先も秒読み段階に入っているやに聞き、稚内にとって懸案の問題が解決の方向にあるのは喜ばしいことであり、正に人間万事塞翁が馬といったところか。
課題から逃げる事せず真面目にやってきた成果ともいえ世の中捨てたもんではない。
正月号には市長はじめ吉田道議、中田商工会議所会頭、増田信金理事長にインタビューした年頭所感が載るが10年もやっていると4氏とも当方を信じて下さりオフレコ的な事も話される。オフレコなので掲載されないが、信頼されていることを肌に感じ失礼なきよう努めている。
増田理事長がよく言うのは「市長と会頭と私は三位一体の関係であり、何か問題があった時には3人が力合わせ対処したい」。道内には170余りの市町村あるが、市長(町村長)と会頭(商工会長)、そして金融機関のトップが肝胆相照らす仲にあるのは稚内ぐらいだという。
毛利家ならぬ三本の矢への期待は大きい。