時の話題 「Xマスに思う」
Xマスイブの夜、あなたは家族団欒で過ごしていますか、それとも一人淋しくテレビでも見ていますか。「余計なお世話」と叱られそうである。
戦後の高度成長期を経て一億総中流意識の下、日本人に蔓延ってきたのが西欧気触れのXマスなどイベントを楽しむことで、今ではすっかり定着し、その後もハロウィンなど西欧気触れは収まりそうもない。〝かぶれ〟という表現自体が古いのかも知れないが余りの気触れ具合には当方困惑している。
我が家では孫娘の誕生日がイブ前日の23日なことから誕生会を兼ね催しているのでキリストが生まれた日であるXマス(降誕祭)の前日のイブなど祝うのでなく家族団欒でその夜を送る。
正月は新年を迎え厳か、かつ清心な心持で臨むのだが、この年になると外国の催しなどどうでもよく精々ケーキを食べるのが楽しみなことくらいか。
最近の世界や日本で起こる内戦や虐待などで犠牲になる子ども達に思いを寄せる時、無理な事とは分かっていながら全て子ども達が幸せになればと祈るだけである。
Xマスも正月もなくそして親さえなく新しい年を迎えようとする子ども達には、何時の日か今の辛苦の倍以上の幸福が来ることを願っている。
折角のXマスに水を差すような斜に構えた論調になった。しかし世の中には恵まれない家族もいることを私達は心に留め一日々々送り、恵まれない環境にある人には出来る範囲で手を差し伸べなければならない。
キリストは万人に恩情を施していた。