時の話題 「子ども達の才能」
子どもらの感性と才能に驚かされることが間々ある。MOA美術館稚内児童作品展の表彰式に招かれ、小社含めマスコミ関係の入賞者に伝達する役目を仰せつかるのだが、その表情は無限の可能性にきらきらしている。
父母らも集まった表彰式での来賓紹介で「私も60年前にはあなた方のように輝いていました」と挨拶してしまうほどキラキラ度には感服している。
このほど全国学力テスト(小学6年と中学3年生が対象)の結果が公表され宗谷管内は全国平均ばかりか全道平均をも下回り、同時に行われたスマホなどゲームをする時間が平均より多いことが判ったが宜なるかだ。
ゲームをする時間が多いため勉強するのが短くなるのは当然の帰結であろう。
勉強しないで成績優秀という子どもはそういるものでなく、親御さんと先生は早くその事を子ども達に気付かせるべきである。
「勉強をしても社会に役立てない」というのは一部の大人の詭弁だと思っている。要は勉強するに越したことはない。
しかし反面、勉強がすべてでない。MOA作品展などでの子どもの才能を磨いて行く手助けするのも親の務めではある。
東京で親に虐待されているのに「いい子になります」などと健気に生きた小学生がいたが、子どもを甘く見てはいけない。親の様子を観察するように窺い親の助けを借りなければ生きていけないのだが、馬鹿な大人を反面教師にしようとしている事を大人は悟らなければならない。
子どもを軽く見てはいけない。