油事故備え防除訓練 きのう末広埠頭で実施

 道北地区沿岸海域排出油等防除協議会の油防除訓練が7日午後、末広埠頭東岸壁で行われ、参加者が万が一の事故に備え手順を確認した。
 サハリンプロジェクトで液化天然ガスなどを海上輸送する10万㌧級のタンカーが年間500隻近く宗谷海峡を通過していることから油事故に備え、稚内海保、稚内市など協議会加盟の16団体から60人余り訓練に参加した。
 海上保安庁の油防除を専門とする海保職員からオイルフェンスの使い方など教わった参加者は、岸壁から長さ20㍍のオイルフェンスを海上に浮かべ、海面の油を吸着するマットを展張し回収作業などを行った。
 訓練を終え、協議会長の森本稚内海保部長は「事故発生の際には訓練成果が十分発揮されるものと確信し、今後も協議会の連携を一層強化していきたい」と述べた。

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