米田さん道展会友に 旭川以北では3人目
第94回道展で会友に推挙された米田和子さん(69)=恵比須1=は、「身が引き締まる思いをし、選ばれ嬉しいです」などと喜びを語った。
北海道美術協会など主催の道展には日本画油彩、水彩など6部門で419点の応募があり、235点が入賞・入選した。米田さんは今年出品した油彩作品含めこれまでの活動が評価され、旭川以北では3人目となる会友に選ばれた。
独学で油絵を始め40年余りになる米田さんの今作は「NL・。45(北緯45度)」(130号=192×163㌢)。北緯35度にある故郷・山口県から45度の宗谷地方に移り住んでから使い続けている大切な椅子、昨年亡くなった友人が編んでくれたマフラーなどの思い出を作品にした。
会友に選ばれたことに米田さんは「今後は道展の素晴らしさを多くの人に伝える役割もありますので、自身のレベルを下げないよう責任感を持って努力したい」と語り、17日から札幌で始まった作品の展示会に行く予定で「友人や他の人が出品した作品を見て勉強したい。自分の思いが作品から伝わる絵を描いていきたい」と創作意欲を燃やしている。