時の話題 「食品ロス削減」
消費税が10月10%に上がることは誰しも承知しているだろうが、食品ロス削減推進法という議員立法も施行されることは余り知られていない。食品ロスを減らす取り組みを推進しようとするものである。
飽食の時代と言われ久しいが、今、我々は食品ばかりでなく何でもかんでも収入が程々あれば購入できる。至る所にコンビニがあり腹がすいた、喉が渇いたという欲求を満たしてくれ、ひもじさを経験することはない。
食品には賞味と消費の2つの期限があり消費期限なら兎も角、賞味期限云々には呆れてしまう。美味しく食べるに越したことはないが厳守しなければならない事でもあるまい。
スーパーやコンビニの客のニーズを100%捉えようとする対応が過剰な食品ロスを生じ大量廃棄を生じている。世の中には食べれない(病気でなく)人もいるというのに贅沢なことである。
是枝監督の「万引き家族」は映画だけの話でなく実際起きる可能性があるほど持つ人と持たない人の富の二極化が進んでいる。米国のトランプさんは金持ちの代表とも言える人であり、その政治手法にディール(取引き)が活かされ、相手に対し「どれが得か損か」と迫る。北朝鮮への対処は一例である。
食は人間が生きる上で欠かすことができない。その食料品が過剰で余っているなら他の何処かで食料にあり付けない人々がいることは算数の加減でも想像できよう。
飽食すぎると健康にも良くない。何事も程々なのが争いを生まず人類皆兄弟の心境に近付くのでないのか。