時の話題 「平和マラソン」
42・195㌔㍍のフルマラソンも行うようになって2年目の稚内平和マラソン大会が秋晴れの昨日行われ、2㌔に出場する孫2人の応援と、手薄な記者陣のカメラマンとして終始点となった北防ドーム公園に臨場した。
日和に恵まれたことから会場は出場する選手と応援する家族らとで黒山の人だかりとなり、孫だけでなく懸命に走るランナーに惜しみない「頑張れ」コールを贈った。
平和マラソンは大韓機撃墜事件があった昭和58年9月1日の2年後の同日から始まり、犠牲となった269人の乗客・乗員の御霊を鎮魂し恒久平和を願って始めた市民の大会であった。
ですから歴史は30数年と古いものの、昨今の自治体主催のマラソンブームに乗っかる格好で昨年からフルマラソンも行うようになり当時、公務員ランナーとして名を馳せた川内優輝選手が出場することが決まりヒートアップし、川内さんがその記念すべき1回目に優勝できなかったことから今年も出場し、更に道内だけでなく道外、そして海外からも出場しフルだけで770人もの出場者を数えた。
スタートの宗谷岬方面での向い風は稚内特有の浜風によって半端なものでなく選手を苦しめたようだが、よくマラソンは人生に例えられ障害のあるのが宜しいようで出場ランナーは思う存分楽しんだのは何よりだった。
水平線とはいえ外国(サハリン)を見て走るなんて稚内でしか味わえないもので満足したことであろう。
戸外スポーツが成功するには一にも二にも天候で、晴れたのは何よりであった。