斉藤稚内北星大学学長が会見し「大学存続の可能性探りたい」と
稚内北星大学の斉藤学長が12日、会見し、大学の方向性は今月2日に開いた理事会でも結論が出ず、近く特別会議を設け存廃に関し稚内市などと協議を進めていくことを明らかにした。
6月の全員協議会や議会での議論を踏まえ国からの補助金も少なくなり、厳しい経営状況にある大学の存廃について方向性を示すとしていた2日の理事会に関し「法人として経営を継続することは困難な状況にあるとし、理事会で存廃について早急に稚内市と協議を進めることを確認した」とし、去る10日に協議の場を設けてもらうよう工藤市長に要請した結果、受理されたことを明らかにした。
今後については、稚内北星学園大学経営改善計画執行会議を設置し、今月中には理事会メンバーや稚内市の教育委員など協議するとした斉藤学長は「第1回の会議では存続の可能性について探り、維持するための必要な条件など検討していきたい。会議を踏まえ地域からも大学を残すべきか、廃止するのかの声を聞きたい」とし、これらの経過を踏まえ年内には最終結論を示したいと話した。