振興局が終息宣言 利尻島にいたヒグマ騒動
宗谷総合振興局は28日、昨年5月30日に利尻島での上陸が確認されたヒグマの監視を続けてきた結果、関係団体で構成される対策会議での生息していないとの判断を受け終息宣言を発表した。
利尻島で106年ぶりにオスのヒグマの上陸が確認された昨年5月30日以降、島内ほぼ全域で足跡や無人カメラで姿が確認されていた。
道総研環境科学研究センターによると、ヒグマは昨年7月6日まで島内に生息していたことが確認されたものの、同13日以降は痕跡がなく、監視活動でも情報が一切得られなかったことから存在しないものと判断した。
ヒグマは交尾期でメスの探索を行っていたと見られ、メスがいないことが判り本道に戻った可能性が高いとしている。