読書離れ顕著に 市立図書館 昨年度の図書貸出減少
市立図書館は、昨年度の施設利用状況をまとめた。
図書館の利用者数は前年より202人少ない11万3551人。貸出利用者は18歳以上の一般が2万7907人、学生948人、児童4172人、自動車文庫1384人。ほかに閲覧だけの利用者は7万9140人だった。
貸し出した図書数は14万220冊(前年14万5763)と減少。人口減少と共に年々利用者が減っており子供たちの図書離れも続いている。
一方、エントランスホール、多目的ホールなど図書館以外の利用者数は、前年に比べ9312人多い2万5470人。団体、個人の展示が増えたことなど利用者は大幅に増加した。図書館の荒山朋実館長は「子供たちの図書離れが続いており、小さな頃から親子で読書に親しむ機会を作れるよう企画を進めて行きたい」と話していた。